五億年ボタンというネットで大人気の漫画がある。なぜこんなに人気があるのか?w
それはさりげなく生と死の本質を描いているからではないか。
一回読んでみた。感想。眠れなくなるくらいに怖いです。^^;
何が怖いって、五億年もの間、死ねないことが一番怖い。
一体どんな状況なら、5億年を耐えることが出来るか?考えてみる。
居心地のいい家があって、食べ物も好きなだけ自由に食べられて、アマゾンで注文し放題。
それでも、きっと500年経ったあたりで生きるのに飽きてくると思うんだ。
一万年超えたあたりからもう仙人の領域?でも、五億年なんてまだまだ。遠い遠い。
さて、人間は頑張れば80年くらいは生きることができる。もしも80年という時間を、夜眠ることもなく起き続けなければいけないとしたら?もちろん、身体的に眠くならないという設定で。
たとえ寝なくても平気な体になったとしても、きっと、いろんなところで壊れてくると思うんだ。
それでも80年という時間が短いとさえ思えるのは、夜寝て、朝起きるというサイクルがあるからだ。夜になるとぐったりと体も心も疲れ果ててしまうが、大抵は朝起きれば嫌なことは忘れて(ここが重要)すっきりである。RPGでいえばアンチセーブポイント。
つまり仮に魂の寿命が五億年だとしても、死という眠りを繰り返せば、あっという間というわけである。つまり、有限の世界で完全な消滅をうまくかわして長く存在を続けるには無に対する駆け引き、「半リセット」が不可欠なのである。
日本人的な言い方をするなら、この世で死んだときあの世で生まれ、あの世で死んだときこの世に生まれる。
夢を見はじめたとき現実は消え、現実に帰ったとき夢は終わるように。
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